はじめに
こんにちは。当事務所のホームページをご覧いただきありがとうございます。
私は、元警察官・中国語の通訳として多くの外国人の方々をサポートしてきました。
警察在職中には、外国人の通訳として捜査や手続きに関わる中で、「在留資格の取り消し」や「不法滞在」といった深刻な問題に直面してきました。
この記事では、特に「留学ビザ」で日本に滞在している方が知っておくべき重要なルールと注意点について、分かりやすくご紹介します。知らずにルールを破ってしまうと、最悪の場合、日本にいられなくなることもあります。ぜひ最後までご覧ください。
1. 【学業放棄】単位取得や出席率が著しく低いとNG!
「留学」の在留資格は、学業に専念することを条件に与えられています。
出席率が悪い、単位を取れていない、といった状態が続くと、「本来の目的を果たしていない」と判断され、在留資格が取り消される可能性があります。
✅注意ポイント
- 授業を欠席しがち(出席率が70%未満など)
- 多くの科目で単位を落とし、卒業が難しい状況
学業を疎かにしてアルバイトなどお金稼ぎに注力してしまう学生さんが多くいますが、日本語の習得や大学の単位をしっかり取得することが、将来的にあなたの収入アップに繋がることを忘れないでください。
2. 【アルバイト違反】週28時間を超えた就労に要注意!
留学生は、「資格外活動許可」を取得すれば、週28時間以内でアルバイトが可能です。
しかし、ルールを破ると重大な違反となり、在留資格の取消しにつながることもあります。
✅注意ポイント
- アルバイトを掛け持ちしていて、合計時間が週28時間を超えている
- 学校の長期休暇中は週40時間まで可能だが、休暇終了後にそのまま続けて働いてしまう
- 風俗業や接待を伴う店(バー、スナック等)は、就労そのものがNG!
アルバイトをすることは日本の文化や習慣、日本語を習得するのに大きく役立ちます。働いてお金を稼ぐことはとても大切なことですが、時間、ルールを守って働きましょう。
3. 【更新忘れ】在留期間の更新を忘れると“不法滞在”に!
在留資格には必ず「有効期限」があります。
更新を忘れると、その瞬間から不法滞在者となり、取り消しや強制退去の対象になる恐れがあります。
✅注意ポイント
- 在留カードの「在留期間」は定期的にチェック
- 3ヶ月前から更新申請可能なので、早めの行動を
日本語学校の方は学校側から申請してもらえることが多いです。大学生、大学院生の方は個人で申請する場合がありますので、自分の在留期間については答えられるようにしておきましょう。
4. 【在留カード不携帯】忘れただけでも罰則の対象に!
在留カードは、常に携帯が義務とされています。
警察官などから提示を求められたときに持っていないと、罰金や在留資格取消しの理由になる可能性があります。
✅注意ポイント
- 近所のコンビニでも、外出時は必ず携帯
- 万が一の紛失時は、すぐに再発行手続き
- 携帯電話でカードの写真を保存しておくのもおすすめ
在留カードを携帯していないと思わぬところで時間がかかってしまうことになります。なくさないことはもちろんのことですが、常に持ち歩く意識を持つことが大切です。
5. 【住民票の未届け】引っ越し後14日以内に手続き!
日本に中長期滞在する外国人は、住民票の届け出義務があります。
これを怠ると、「居所不明」とみなされ、在留資格取り消しの対象になることも。
✅注意ポイント
- 入国後、すぐに住民登録
- 引っ越し後は14日以内に住所変更手続き
またすぐに引っ越すからといって手続きしない方がいますが、その「サボり」の意識が取消の対象に繋がります。また、在留カードの住所変更も忘れずに行いましょう。
6. 【税金未納】アルバイト収入でも納税の義務あり!
アルバイトで収入を得た場合でも、日本に住む限り納税の義務があります。
税金の未納や無申告は、在留資格更新や変更に悪影響を与えることがあります。
✅注意ポイント
- 留学生の税率は、日本に住んだ期間により異なります:
在日年数 | 扱い | 所得税率 |
1年未満 | 非居住者 | 一律20.42% |
1年以上 | 居住者 | 所得に応じて課税 |
- 多くの留学生はアルバイト先で源泉徴収されており、特別な手続きは不要
- 年収103万円を超えると所得税が発生し、130万円超で住民税も対象に
- 一部の国(中国、韓国、タイなど)との間には租税条約があり、所得税が免除されるケースも
- ただし、ベトナムには租税条約がないため、税金がかかります
日本では税金やお金に関することは学校で学びません。アルバイトをきっかけに自分でお金について勉強していると将来的にそれが自分のスキルになりますので、今から少しずつ勉強することをお勧めします。
【まとめ】知らなかったでは済まされない!ルールを守って安心の留学生活を
在留資格のルールを破ると、「知らなかった」「忘れていた」では済まされない重大な結果につながることがあります。
せっかくの日本での留学生活をトラブルで終わらせないためにも、日頃からルールの確認と注意を怠らないようにしましょう。
✅不安なときは、行政書士にご相談を!
当事務所では、在留資格の更新や変更、トラブル対応についてのご相談も受け付けています。
日本語に不安がある方には中国語対応も可能ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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